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デッサンについてのコラム その7

いつも抽象的な話が多いような気がしたので

今回は少し具体的なデッサンの要素について。

では、また図解してみます。

デッサンについてのコラム その7_c0365977_09251329.jpg

デッサンで物を捉えていく上で、重要な要素があります。

まず何と言っても「形」が最も重要な要素です。

これで、デッサンの出来が9割決まります。

もちろん、形を正確に捉えてから次にいかなくても、描く事は可能ですが

初心者のうちは、先にしっかり輪郭線を使って形を捉える練習をした方が

良いと私は思います。

下手な人ほど、形を良くする前に図のように色の説明や陰を描こうと

してしまいます。

これは、早く結果を見たいという衝動から来るものなので

よーーーく気持ちはわかるのですが、、。

優先順位があります。

形(輪郭及び構造)⇒空間(前後関係)⇒明暗(光と影)⇒質感(表情)

⇒重さ(重力)⇒色(固有色・表面)

まあこれは、私が考えるセオリーなので、こっちの方が重要だって

思う方もいるとは思いますが、上手に描けないなぁ~と悩んでる人は

この順番や要素を考えてみても良いかもしれません。

以前の記事でりんごの話をしましたが、りんごは基本を

学ぶ上で都合の良いモチーフです。

何故かと言うと、りんごの色は上のほうが赤くて、下の方が少し黄色い

色をしています。

なので先ほど解説したように、色を重視して描いてしまうと明暗や空間が

自動的にめちゃくちゃになってしまい、よっぽど基本がわかっていないと

上手に描けません。

上手に描ける人なら、図解した要素をしっかり積み上げて描いていきます。

もちろん、理屈は全然意識せずに、なんとなく描けてしまうという

天然な天才肌の人もなかにはいますが、私のような凡人はこんなことを

考えて描いています。

今回のお話は、構図・立体感・情熱などの要素は話がややこしく

なるため省いた形で解説してみました。

ちょっと難しかったかな?

教室では、実際のデッサンと照らし合わせ

誰でもわかるように授業をしていますからご安心を!

では、また!
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℡ 080-3151-3950
    
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by ekodaohashiya | 2017-11-20 10:13 | 絵のはなし