2018年 06月 11日
デッサンについてのコラム その18
梅雨入りです。
雨降りのときは、読書や絵を描くのが似合いますね。
今日のコラムは、また絵の上達について別の角度から
お話してみようと思います。
私の教室では、1回の授業2時間で1枚描くペースで制作しています。
月4回で4枚、それを5ヶ月続けると、4×5で20枚。
やっと1冊のスケッチブックが終わります。
始めて、10ヵ月後に2冊目が終わった頃、1冊目の
スケッチブックを見返してみると、、、。
「あれ!もう少し上手に描いたと思ってたけど今見ると下手だな」
って思うはずです。
それは、その分上達したと言えます。
絵はなかなか、少しずつしか上達しないので自分では
「また今回も、上手く出来なかったなぁ、」なんて
自分では思うかもしれませんが、10ヶ月もやれば確実に上達しています。
もし、40枚くらい描いた時に最初に描いた方のデッサンと
比べて、上達してないと感じたら、デッサンのやり方を
変えてみるか、教室に入って教えてもらった方がきっと
楽しいと思います。
始めて、1、2年は上達を実感しやすいですが
5年くらい描くと、ほぼ横ばいになります。
上達を実感できないと楽しくないのですが
そこからが、絵の本当の魅力を感じるところです。
デッサンは何も変わらずに物質として残るところが良いですね。
時々積み上げてきたスケッチブックを振り返り
迷ったら初心を思い出してみると、また絵が変わっていくことでしょう。
まあ絵の世界なんて時代遅れな息の長い話なのです。
インスタントな現代社会のスピードに疲れちゃってる方
ゆっくりデッサンでも描きませんか?
描いてみたくなった方はもちろんこちらへ↓
by ekodaohashiya
| 2018-06-11 10:36
| 絵のはなし