デッサンについてのコラム その27

残酷暑にも負けずにいきましょう!今回のコラムは

「弘法筆を選ばず」です。

言い伝えによると、かの弘法大師のような書の達人になると

どんな筆でも良い書が書けたというお話ですが、、

私はあんまり、共感しないなぁと思っていたところ

実はこの話、弘法大師に「ちょっと書いてみてよ~」と頼んだところ

筆をみて、ろくな筆が無かったので、「こんな筆で書けるわけねーだろっ」

ということで選べなかったという、そんな驚きの新解釈があるそうで(笑)。

まあ昔のことなので、真相はわかりませんが、

私はそっちの方が真実なのでは?と思っています。

ぼろい筆でもすごい書が書けたほうが、かっこよいエピソードなので

達人感を出す為、そういうドラマに書き換えられていったのでしょう・・・

デッサンでも、道具(画材)は手入れも含めてとても重要です。

教室の初日にまず教えることは、鉛筆の削り方です。

なぜなら描くコツより、道具の方が重要だからです。

絵を描いていくと、最初は基本の道具から揃え、徐々にその人

それぞれに、カスタマイズされていきます。

なので、道具のラインナップを見ればその人がどれくらいの実力の持ち主か

描く前から、ある程度わかってしまいます。

鉛筆の削り方一つでも、いろいろなことが現れているものです。

昔の生徒さんで、確か80歳くらいの女性の方でしたが

「先生の言うようには、なかなか上手く描けないけれど、鉛筆だけは削れるから」

と言ってズラ~ッと筆箱に入っている鉛筆は全部完璧にしっかり削ってあり

案の定、その生徒さんは年齢なんてもろともせず、メキメキ上達していきました。

まあ削ればいいってモンじゃ無いのがこの世界の恐ろしいところ

本当に上手に描く人のデッサンの道具は超シンプルだったりします。

そういう意味で弘法大師も筆を選ぶ必要が無いくらい

使っている道具がシンプルだったのかもしれませんね~。

努力の方法が決まっていない絵の世界、一枚一枚経験を重ねて

自然と手に馴染んで使いやすい道具になった頃に

弘法大師のような境地で絵が描けていることでしょう。

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※ちなみに書道教室ではありません。











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by ekodaohashiya | 2018-08-27 11:28 | 絵のはなし  | Comments(0)